フィリョース

                   
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イタリア食堂ベケ!?は、山口市の歴食「大内御前」が饗された大内氏館(現龍福寺)の北側に佇むお店です。今回、山口市歴食同好会メンバーが調査した「フィリョース」の作り方に学び、種から育てた宗麟かぼちゃで、ポルトガルのクリスマス伝統菓子「フィリョース」を復元されました。

フィリョースは、現在の日本ではヒリョウズ(飛龍子)=がんもどきと呼ばれるおかずで、豆腐を潰して野菜をまぜた揚げ物のような食材です。

江戸時代初期の料理書を見ると今のおかず系のものとは違って、小麦粉を練って油で揚げて砂糖をまぶす、本来のお菓子のレシピが載っています。

日本に最初に伝わったのは、おそらくキリスト教が伝わった戦国時代で、ポルトガルでは今でもクリスマスのお菓子としてフィリョースを食べる地方があるそうです。生地にオレンジやカボチャを混ぜたりするそうで、戦国時代のキリシタン大名大友宗麟に献上されたという伝承もあります。

ちなみに、「宗麟かぼちゃ」は、現在、大分市の南蛮BVNGO交流館で種や苗が配布されているそうです。
その種から育てて生まれた「フィリョース」を、イタリア食堂ベケ!?クリスマスランチ&ディナーで味わってみてはいかがでしょうか?

お問合せ:イタリア食堂ベケ!?
電話:083-996-5230
住所:山口県山口市野田2